食材について

1日2回でしみ対策?味噌の世界は奥深い!

ホッとするお味噌汁にもなれば、野菜に付けて食べるとアクセントにもなるお味噌。味噌はいろんな顔を持っています。

女性の皆さん、1日3回お味噌汁を飲むと、乳がん発生率が40%も下がるってご存知でした?

今日はお味噌についてのお話です。

医者に金を払うより味噌屋に払え

こんなことが言われるくらい、お味噌は体にとってもいいらしい!

味噌汁には、必須アミノ酸、ビタミン、マグネシウム、鉄分、カリウムなどが含まれていて、上記でご紹介したように、がん予防や二日酔い、脳の活性化、骨の強化、老化防止(アンチエイジング)にもなります。

なんと、大豆の発酵過程でできる遊離リノール酸は、メラニン生成を抑える働きがあるそうで、1日2回お味噌汁を飲むとシミが減るとか?!
参考記事:日経ARIA

乳がん発生率の研究についてはイソフラボンが大きく関係していて、国立がん研究センターが研究結果を発表しています。
興味がある方はこちら:国立がん研究センター予防研究グループ 大豆イソフラボン摂取と乳がん発生率との関係について

味噌の種類

お味噌には本当にいろんな種類があります。白味噌、赤味噌、合わせ味噌、米味噌、豆味噌、麦味噌、甘口、辛口、仙台味噌や信州味噌などの地域特有のお味噌、、、。

パッと思いつくだけでもたくさんのお味噌があり、一体、日本にはどれだけのお味噌の種類があるの!

皆さんが馴染みのあるお味噌は何味噌ですか?
私は合わせ味噌の家庭で育ったので、赤味噌を初めてみた時は驚きました。

赤味噌って本当に赤いんだ!!と。

おでんに付けて食べたり、お雑煮に使ったりと、地方によっても使い方に違いがあり面白いです。

各地方の人が、その地方の料理自慢をしているところを見るのが大好きです。

味噌の歴史

日本のお味噌の歴史は、中国の醤(しょう/ひしお)が始まりと言われています。中国では〇〇ジャンと言われます。甜麺醤とか豆板醤とかです。

この醤になる前の途中の工程が「うまい」ということで、醤になっていないもの→未醤(ミショウ)→ミショ→ミソ になったらしい。

戦国武将とお味噌の関係

お味噌は中国からやってきた輸入品なので、日本では高級品でした。

鎌倉時代に武士が食べるようになり、室町時代には大豆の生産が盛んになったことにより、家庭で味噌を作る人が増えました。

戦国時代、武将は栄養豊富な米と味噌を持って戦に励み、伊達政宗は日本で初めて味噌工場を作り、武田信玄は味噌作りを推奨したのです。

地方のお味噌というのは、戦国武将との関係性がとても大きいのです。

お味噌を使おう!

味噌汁を飲むと、なぜか母親を思い出します。健康にも美容にも心にもいいお味噌。積極的にお味噌を使いましょう!

味噌を使うときのコツ

味噌で味付けする場合は、味噌の香りがなくならないように味噌は最後に加えてください。

味噌汁を作るときは、味噌汁の具材に全て火が通ったら、火を止めて味噌を入れ、再度温めるときも沸騰させないことが、おいしい味噌汁を作る秘訣です。

お味噌を使ったレシピはこちら