食材について

じゃがいもの品種と特徴を知っておいしいポテト料理を作ろう!

日本のじゃがいもにはいくつかの種類があります。男爵イモ、メークインなどのよく聞く品種から、きたあかり、インカの目覚めなど、今回はじゃがいもについてご紹介していきます!

じゃがいもの旬はいつ?

じゃがいもの旬は、春と秋の2回あります。もちろん品種によって旬の時期は違いますが、5~6月と10~2月頃、新じゃがは6月頃に収穫したじゃがいもです。

春と秋に収穫されるじゃがいもには実は違いがあり、春のじゃがいもは皮が薄く、秋に獲れるじゃがいもは皮が厚いという特徴があります。

新じゃがはみずみずしい

新じゃがはみずみずしく、食べるとシャキシャキした食感があります。じゃがいものホクホク感は、収穫してから日が経つことで出てくるのですね。

新じゃがは炒めものにしたり、サラダにすると食感を生かすことができます。

冬を越えたじゃがいもはホクホク!

先にも説明したように、日が経ったじゃがいもはホクホクします。秋に収穫し、冬を越したじゃがいもは、寒さから身を守るためにでんぷんを糖化させます。この作用により、ホクホク感が増しておいしくなります。

じゃがいもの芽には毒があるって本当?

よく、ジャガイモの芽には毒があるのでしっかり取り除きましょうと言われます。これは、先に説明したソラニンのことです。

緑がかった部分というのは芽の周辺で起きやすく、これは芽の周辺にソラニンが含まれています。ソラニンの毒素は小さいものではありますが、摂取しすぎると、上記でも説明した腹痛やめまい、下痢、吐き気が現れることがあります。

品種によって合う料理法

じゃがいもには様々な品種がありますが、今回はスーパーでも見る機会が多い、男爵イモ、メークイン、きたあかり、インカの目覚めについてご紹介します。

じゃがいもの品種特徴
男爵日本のじゃがいもの起源とも言えるじゃがいもです。ホクホクした品種で、マッシュポテトポテトサラダなどに向いています。見た目は丸い形をしています。
メークイン大正時代にアメリカから入ってきた品種です。長細い形をしていて、煮崩れしにくいので煮物に向いています。
きたあかりコロコロとした形をしていて、中は濃い黄色。男爵よりもでんぷん量が多く、ホクホクしているのが特徴です。煮崩れしやすいですが、皮ごと蒸かしてじゃがバターにすると最高!マッシュ系の料理にも適しています。
インカの目覚め上記のじゃがいもに比べると、小さくコロコロとしています。甘味が強く、栗やサツマイモにも似ています。煮崩れしにくいので煮物にも、揚げ物にも万能です。

もちろんこれは特徴に合う調理法なので、いろんなじゃがいもを試してみて、好みによって好きに料理に使うのが一番おいしいですね!私は男爵いもの煮込み料理が大好きです!

おいしいじゃがいもの選び方

じゃがいもを選ぶときは、みずみずしく、かたくてずっしりと重いものを選びましょう。

緑がかっていたり、皮にしわがあるものは日が経っている証拠です。緑の部分はソラニンという物質が含まれていて、食べると腹痛や下痢、めまいが現れることがあるのでしっかり取り除きましょう。

日が経ちすぎると、じゃがいもの皮は厚くなります。

日が経ったじゃがいもはホクホク感が増し、おいしくなるとご紹介しましたが、置きすぎたじゃがいもは選ばないようにしてくださいね。

おいしいじゃがいも

  • ずっしりとかたいもの
  • みずみずしいもの
  • 新じゃがは、手でこすって皮がむけてしまうくらいのものがいい!

避けるじゃがいも

  • 緑がかっているもの
  • 皮にしわが寄っているもの
  • 皮が厚いもの

じゃがいもを使って料理をしよう!

上記でご紹介したように、ジャガイモにはたくさんの種類があり、食感も味も違います。是非、ジャガイモの素質を生かしておいしい料理をお試しくださいね!幸せな気分になるじゃがいもをたくさん食べよう!

じゃがいもを使ったレシピはこちら
(画像はビーガンOK!やめられない止まらない絶品ポテトサラダ